苗名滝(えなたき) 新潟県妙高市
黒姫山からの安山岩溶岩が関川をせき止めたことでつくられた。落ち口に岩があり、滝は左右に分かれていたが、
高田藩が伐採した木を流した(1813年)ことによって岩が欠け、今日の姿となった。
轟音を響かせながら落ちる様が「地震=なゐ」のようであるとされ、口語体に転化して「ないの滝」が「なえな滝」となり、「苗名滝」と名付けられた。
また、下流の高田平野の水田に水を供給する事から苗陀となったともいう。
妙高山の牛形の雪形とともに、落水開始(滝の出現)が地元でを始める目安とされてきた。