栗林公園

香川県高松市に存在する国指の特別名勝に指定されている県営の都市公園。
紫雲山を借景として6つの池、13の築山が配置された大名庭園で、回遊式庭園の南庭から準洋式の北庭からなっている。面積約75㌶で特別名勝の庭園では最大の広さ。園内には1400本もの松があり、松の木の美しい庭園として有名。
16世紀後半に豪族によって築庭されたのが起源。寛永年間に公園の原型が作られ、その後高松藩主・松平頼重に引き継がれ、さらに100年後5代目頼恭の時代に園内六十景名をもって完成した。

獅子
見返り獅子

獅子が後ろを振り向いている姿に似ているところからこの名前がついた。2代藩主頼常の時代に難民救済策として、めずらしい石や木を持ってきた者に食料などを与えていた。

滝
桶樋の滝

藩主がこの滝を通る時に山の中腹に置いた桶まで水を汲み流していたためこの名前がついた。

鶴亀松

約110個の意思を組み合わせて亀を表現し、その背中で鶴が舞っているように見えることからこの名前がついた。園内でも特に風格がある松。

栗林庭園-1
飛来峰

富士山に似せて造られた築山。

ここからの景観は、日本庭園の中でも最大級の広がりをもち、池、建物、橋などの配置が巧みに計算され造形されている。

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